バイクのストロークの知識

バイクのエンジンに関する基礎知識として知っておきたいのは、ストロークとパワーの関係性についてです。一般的にバイクはパワー型とトルク型に分類することができます。パワーとは馬力や出力とも呼ばれますが、エンジンが発生する総合的な力のことです。一方トルクはエンジンが1回爆発したときに発生する力を指します。パワーが大きいほど最高速度が上がり、トルクが大きいほど加速力が優れたバイクになります。

ストローク

より大きなパワーを発生させるためにはエンジンの回転数を上げることが求められます。同じトルクのバイクでも回転数が大きいほど総合的な出力は大きくなるため最高速度も速くなります。オートバイには気筒数の違いにより単気筒や2気筒、4気筒などのエンジンが存在します。3気筒や5気筒、6気筒のオートバイもありますが珍しい存在です。市販されているオートバイの多くが単気筒と2気筒、4気筒です。

気筒数が多くなるとピストンの大きさは小さくなりストロークも短くなります。そのため回転数も上げやすくなり出力と最高速度も向上します。逆に気筒数が少ないと巨大なピストンが大きなトルクを発生させますが、回転数は上げづらくなるため最高速度を上げることが難しくなります。トルク型のオートバイは加速力に優れているという特徴を持ちます。