バイクのバッテリーの知識

バイクに搭載されているバッテリーは、新車のときなどの乗り出しの際はあまり気にすることはないかもしれません。普段はカバーなどで覆われていたり、シートの下の見えないところに在ったりするからです。ところが冬場に多いのですが、エンジンをかけようとしてセルモーターが回らない事態があったとき、初めてバッテリーの不具合に気が付くということが多いですね。そんな事態とならないよう、少し知識を持っておきましょう。

主に鉛式とリチウム式があります。鉛式が圧倒的に多く搭載されていますから、これについて知識を深めておくといいと思います。鉛式には密閉型と開放型があります。密閉型は充填されている液体の液面が減少することがほとんどありません。電力を発生させるために化学反応を起こさせた際、発生するガスを極板で吸収させているからです。この密閉式は取り扱いがラクだという長所があります。開放型は外箱が開放されていて、発電の際に発生するガスが外に逃げていきますから、液面が減っていきます。ですからときどきその液面の高さを確認して、補充液を入れてやらないといけません。この作業を定期的に行わないと、寿命を短くしてしまいます。

リチウム式はなんといっても軽量であることが特徴です。比重の高い鉛を使用していないことが大きな要因です。また自然放電が少ないことも特徴であり利点です。たまにしかバイクに乗らないという方には助かる特徴でもあります。

上記とも、ときどきはテスターで電圧を確認してみるといいと思います。12V(6V)より下回っていたら、専用の充電器で充電をしたいところ。これは自分でもできますし、もちろんバイクショップでも可能です。

バッテリー