大型バイクの知識

日本における大型バイクの定義は、400ccを超えるマシンとなっています。見た目がどんなに大きくて車重が重たくても、400ccなら普通二輪となるわけです。逆に見た目が小さくても500ccなら大型になってしまいます。バイクの知識として排気量でサイズが決まることは一般的に知られていますが、排気量で区分する理由はスピードの出しすぎを防ぐことにあります。高排気量のバイクほど最高速が高くなりますし、加速度も格段にすごいものです。だからこそ繊細な運転操作が要求され、免許制度にも区分があるわけです。

排気量400ccと750ccのマシンは、見た目以上に重量感が違ってきます。エンジン周りが大きくなるので、またがったときのボリューム感が違います。必然的にタンクは大きくなるので、燃料も中型クラスより大容量となっています。

燃費は排気量が大きくなるほど悪くなりますが、高速走行をしたときは普通二輪と同レベルの燃費を実現できることもあります。バイクの排気量が大きくなるメリットには、直進・カーブでの走行安定性が高くなること、緊急時のトラブル回避能力が上がること、などがあります。最高速に余裕があるとエンジンに無理をかけずに走行できるので、これが余裕の走りにつながるのです。